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サニタリー向け

トイレ・洗面室・浴室用に向けた、芳香剤などの製品

サニタリー向け

リフレコ

リフレコ

天然成分主体で自然にやさしく、もちろん便器にも、
人にもやさしい尿石除去剤です。

特徴

  • 有効成分としてBN菌(バチルス属の枯草菌・納豆菌)を配合した、便器だけでなく環境や人にもやさしい天然成分主体の尿石付着防止剤です。
  • BN菌が生産するプロテアーゼやリパーゼ等の分解酵素の働きにより、配管内に蓄積した尿石等の付着物を徐々に剥離させます。
  • BN菌が増殖することで、悪臭の原因となる低級脂肪酸やアンモニア、メルカプタン等の物質を分解し、悪臭を抑えます。
  • 刺激性の強酸化物等は一切配合しておりませんので、便器や金属配管、浄化槽を傷める心配がございません。

脂質・タンパク質・炭水化物等を分解する酵素(プロテアーゼ・リパーゼ・アミラーゼ)を生産して配管内に蓄積した尿石等の付着物を徐々に剥離させます。
悪臭の原因となる低級脂肪酸やアンモニア、メルカプタン等の物質をリフレコの有効菌が増殖することで分解し、悪臭を抑えます。
リフレコに含まれている有効菌はバチルス属の枯草菌や納豆菌等で、土壌や枯草など自然界に広く分布している非常に安全性の高い菌です。
また、本製品には尿石除去に通常使用されている刺激性タイプの強酸化合物等は一切配合されておりません。環境に非常にやさしく、便器や金属配管、浄化槽を傷める心配がありません。

用途・効果

男性用小便器における尿石付着並びに悪臭発生の防止。

使用方法

男性用小便器に使用してください。継続使用すると有効菌が増殖し、効果を発揮します。

容量

45g

成分

有効成分:微生物培養物、植物性抽出液

使用上の注意

・用途以外に使用しないでください。
・有効菌がダメージを受ける強アルカリ等のトイレ用洗剤との併用は避けてください(ご使用になる場合は、本品に直接かからないようにしてください)。
・水が流れないトイレでの使用は避けてください。
・天然成分を使用していますので、水温・流水量・トイレの使用頻度等により効果に差が生じる場合があります。
・万一身体に異常が起きた場合は、本品を持って医師の診断を受けてください。

使用方法

リフレコの効果実験

尿石に対する「尿石付着防止剤・原液」の効果

試験目的

弊社の「尿石付着防止剤・原液」の実際に付着している尿石に対する有効性を確認する。

試供サンプル

実際に男性便器に付着している尿石を収集する。最大片(約53㎜×42㎜)にカットする。

サンプル試験

  1. X線分析室(同志社大学理工学部)にて、X線回折法により採取した尿石の結晶物質の分析を行い、これらの結晶物質の構造特定を行った。
  2. 尿石付着防止剤に使用されている主成分の原液を使用して尿石自体の変化を目視にておこなった。

試験目的

試験〔Ⅰ〕 X線回折装置、理学電機 RINT~2000型。

  • X線発生装置(定格容量2kW)、管球(Cu)。
  • 防X線カバー、送水装置、計数回路及び検出器。
  • コンピュータ(制御及びデータ処理用)語。
  • ゴニオメータ(水平型および薄膜用、モノクロメータ付き、θ~2θ制御)。
  • パルス駆動ゴニオメータ、オートチェンジ式スリット。
  • 設定再現性±0.001゜(2θ)、測定範囲−60゜~+158゜。
  • 自動セッティング標準装備、ゴニオメータ薄膜用回転試料台。
  • モノクロメータ、θ駆動範囲−10゜~+90゜。

上記の条件にて、回折を行う。
試験〔Ⅱ〕 原液に対する、尿石自体の経時変化を調べる。

  • 500ccビーカーに、採集した尿石を判り易い様に切片(約53㎜×42㎜)にカットしたものを入れる。
  • 2gの原液を尿石に万遍無く注ぎ(1gでは、尿石が濡れた所と濡れてない所がある為)、1時間後に水を300cc、ビーカーに注いだ。約1分後、ビーカー内の尿石を捨てる事のない様にして水をトイレに流して処分する。
  • 上記の手順を午前9時~午後6時までの9時間、1時間毎に繰り返し行い、最後は水を捨てた状態で翌朝まで放置する。
  • 翌日が休みの場合は、前日に水を捨てたら、その後に原液2g滴下する。
    《試験は(株)兵庫分析センターのアドバイスを基に行った》

試験期間  平成18年9月8日(金)~12月27日(水) 110日間

試験結果

試験〔Ⅰ〕
分析チャートを参照。大学にあるライブラリーより、38件の検出相をソートした。結晶配列のパターンがハイドロキシ・アパタイト*と類似する事から、分析した結晶物質はハイドロキシ・アパタイトを主成分としたものである事がわかる。他にもフルオロ・アパタイトも検出されている。

アパタイト* = 元々は鉱物の一種であり、燐酸カルシウム(Ca3(PO4)2)とフッ化カルシウム(CaF2)の合わさったもの(複塩)であり、Ca10(PO4)6F2なる化学式をもつ。骨や歯は、燐酸カルシウムで出来ているといわれているが、正確にはアパタイト構造をとっており、ハイドロキシ・アパタイトは鉱物アパタイトのフルオロ基(F基)がOH基に置き換わったもの(Ca10(PO4)6(OH)2)であり、骨や歯の主要無機成分である。鉱物アパタイトの方はフルオロ・アパタイトで、薄い酸に対する溶解度が小さく溶けにくい性質がある。


試験〔Ⅱ〕
尿石の経時変化(尿石の寸法の変化)と写真を下記の通りに掲示する。

尿石の経時変化

【スタート時】

写真A)左:原液 右:2gの原液を滴下して水をいれた。

【スタート時】

写真B)尿石の寸法(約53㍉×42㍉)を整えてスタート。

【約30日後】

写真C)尿石の形状の変化は見られない。

【約45日後】

写真D)この時点でも尿石の変化は見られない。

【約60日後】

写真E)周辺に尿石の一部がばらける。

【約75日後】

写真F)ばらけているのが確認できる。

【約90日後】

写真G)尿石が柔らかくなり砕けてきた。

【約90日後】

写真H)左:原液 右:2gの原液を滴下して水を入れた。別アングルから捉えた尿石の状態。

【約110日後】

写真I)さらに砕けてきている。

【約110日後】

写真J)別のアングルからの撮影。

【近影:H19.01.11】

考察:尿石の「薬剤」に対する有効性は、写真の様に時間をかけながら少しずつ尿石の構造体の中心に浸透していくことで、尿石を柔らかくすると共に尿石を作る構造体(アパタイト構造)を一枚一枚剥離させる様に表面層から砕いていくことにある。そして、最終的に尿石はバラバラと崩れて溶けていくという事が確認できた。