おならは、実は無臭!?

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 こんにちは!最近、スーパーを訪れるたびに、価格高騰した野菜を前に、「えぇ~…」とマスクの中で呟いています。原因は長雨や豪雨とのこと。天気の神様に祈らずにはいられません。「私たちの健康のためにも、平常運転をお願いします!」と。

 今回は少し趣向を変えて、「おならの臭い」についてご紹介したいと思います。
おならの臭いに悩まれている方は少なくなく、また、人前でつい出てしまった時の恥ずかしさなどは、女性は特に気になるものと思います(テレビで拝見したことがありますが、海外の事例で、人前で出てしまい恥ずかしさのあまり心拍数が急激に上昇し、残念ながら亡くなってしまった方もいらっしゃったそうです)。このおならですが、実はその成分のほとんどは無臭の成分で構成されているのです。
 おならの成分の99%は主に窒素・水素・二酸化炭素・メタンで構成されており、これらの成分はいずれも無臭です。つまり、臭いの原因となるのは残り1%の成分(硫化水素やメタンチオールなど)によるものなのです。そして、これらは腸内環境や生活習慣の乱れによって発生しやすくなるのです(言い換えれば、健康な方であれば、おならはあまり臭いがしない…とも言えるのです)。
 臭いがきつくなる要因の1つとしては、「動物性タンパク質の過剰摂取」が挙げられます。これによって、動物性タンパク質を栄養源とする悪玉菌が増え、臭いがきつくなるそうです(つまり、低糖質ダイエットによってタンパク質中心の食生活を送っている場合も、臭いがきつくなりやすいのです)。他には、“消化力”が低下している場合も、食べ物がきちんと消化されないまま腸に残ってしまい、臭いの原因となってしまいます。また、ストレスを抱えている場合も腸内環境が乱れやすくなってしまい、これも原因の1つになり得ます。なお、おならの回数が多い方は、早食いによって食事と同時に多くの空気を取り込んでしまうことが原因となっている場合があるそうです。
 これらの原因を総合的に観ると、以前、“体臭の予防には食事や生活習慣の見直しが効果的”とご紹介しましたが、それはおならの臭いや回数の改善にも言えるようですね。

 たった1%であれだけの威力(笑)を持つおなら。イモ類が大好きなので、まだ1%で良かったとしみじみ思いました。

参考資料:
・ステファン ゲイツ(著)、関 麻衣子(訳)「おならのサイエンス」(柏書房 2019)

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